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近況を記す。
日没が17時を切った。夜の屋外干しが生乾きになった。夜は冷え込み、羽毛布団を敷いた。
こちらはというと、大学に行く気になれない。課題のことを考えると吐き気がする。
ひどく不安定な領域に突入した事がわかる。
珍しく希死念慮も抱くようになった。そう、死にたい、だ。側から見ると自堕落なボケナスだが、その実は結構ヤバい精神状態だ。
希死念慮を抱くのは、人生が連続した物だと考えていて、好転する事に連続性を見出せなくなるからだ。だから一日のタスクを軽くするといい。嫌な気分になるまで出来る事だけをやるといい。
言葉じゃ分かっている。
誰か何とかして。
不連続な好転の祈りを唱えて、私は大学をサボる。大学をサボってゲームに耽る。Escape From Tarkov、あるいはBloodborne、あるいはライザのアトリエだ。
トレインスポッティングのセリフを思い出す。
気楽に見えるだろう。いい加減だと思うだろう。だがハマると、待ったなしだ。
しかし俺にはトレインスポッティングのように好機が訪れることは無い。ましてや裏切りが発生するような劣悪な交友関係も今のところない。
レントンは万引きから逃げる最中に車に轢かれ、大声で笑った。笑顔だった。苦しみから解放された、特別に景気の良い笑顔だ。
そんな事はどうでも良い。
もうすぐEscape From Tarkovのアプデが来る。そこから当分、死ぬ必要は無いだろう。大学も、気が向いたら行けば良いだろう。よしんば死にたくなったら抗不安薬を飲む。それだけだ。