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言ってみたいセリフ「誰か何とかして」

 

バイト先に地域マネージャー的な人が居座ってた。店長にどこが汚いだの、小姑みたいな事を言っていた。そうかと思えば横文字をふんだんに使用した言葉で俺を激励した。

もしかしたら本当は鏡が置いてあっただけなのかもしれない。(俺は横文字が好きなので)

 

バイトから抜け出して、酒を飲んだ。

9%の安酒を二缶飲んだ。63ml、これが我が必殺の間合いである。吐き気とか頭痛とか動悸があり得なくなって、鎮痛剤を飲んだ。

俺はバカなので、酒を飲んだ後に頭痛が来て鎮痛剤を飲むのは割といつものパターンになっている。酒豪になりたい一心で酒を食らい、その都度酒豪になれないと気付きさめざめと泣く。

 

酒が抜けたら銭湯に行った。

土曜なのでクソほど人がいた。掻き分けてカランの前に座り、掻き分けてサウナに入り、掻き分けて水風呂に入り、掻き分けて電気風呂に入った。こんな田舎に人間がこんなに収容されていると思うと感動すら覚える。

 

家に帰り、Escape From Tarkovをプレイした。

簡単に言えば超リアルなFPSだ。死んだ時に持っていたアイテムはロストする。足を骨折すると歩けなくなるし、銃声にビビって歩くのがフラフラになる。

堅実にやっているが、時折冒険して失敗する。

今日は勝ちの日だった。10万ルーブルと新しい銃を一丁手に入れた。勝ちである。

 

さて、何か忘れている気もするが、このまま寝ちまおう。それは杞憂ではない杞憂だからだ。

「いや、これは冗談じゃない冗談だ。そして事実じゃない事実だ。一度これを食ってそれが血の流れに乗れば、それは飽くなき巡回と化して、お前がどこにいようと警官がやってくる。もちろん目に見えない。気配もしない。令状もない。それはお前のあらゆる知覚の死角から突然現れて、銃を突きつけ、それをぶっ放す。(木下古栗『観光』)