0714

カスみたいな日々は終わらない。

刃物やロープ等で終わる命が、惨めにも現世に繋ぎとめているものは何か。

 

脳内の伝達物質のあれこれで眠れなくなった夜、見上げた月が美しかったことはあるか。

 

漬けた酒の持ち主が死んだ時、それを呑んでくれる者はいるだろうか。

いるのであれば、これは望外の幸せだろう。