0624

夏至は去った。これからは昼時間が短くなる一方だ。とは言え明るい日々は続く。心配する事はない。

しかし「起きた時、太陽が眩しいと嬉しい」なんて、この程度の小さな幸せすらもかき消す季節がやってくる。

梅雨だ。

雨が好き、なんて人間はイカれたサブカルか天候強靭にステータスガン振りした健常者だけだ。言いすぎた。

雨が嫌いなのだ。嫌い過ぎて天気予報を拒否してしまい、ビニール傘をその場で買う事を幾度となく繰り返す。そのくらい嫌い。

梅雨という季節は、神に疎まれている証拠なのではないだろうか。

『人は必ず死ぬ。神に疎まれている事を嘆きながら』

なんてのは初めて発狂した時に体得した感覚だ。

所詮、社会の枠組みからあぶれてしまったハグレ者は、気圧の変化に怯えたり、学事からのメールに胃壁を傷付けたりと、こんなバカみたいな生き方しか出来ないのだ。

店長、セーフティネット1人前。