0701

死にたくない。

死にたくないという言葉が出てくる。

 

別段死に瀕しているわけではないが、例えば車が向こうからやってきた時、ハンドルを切って私を轢き殺すかもしれない。

でも良いのだ。私は運転手を呪う事はないだろう。

だとしても、死にたくない。この感情が分からない。

この悲惨な状況に居ながらにして死にたくないとは、どういった了見だろうか。

なんだかんだ言っても、このゴミカスの絞り汁みたいな人生に満足しているのか? ありえない、不満ばかりだ。枚挙に暇がないほど不満がある。

不満ばかりなのにこの人生に執着する理由が分からない。

惰性で生きているからだろうか。だとすれば最悪だ。今すぐ腹を切って無様に死ぬべきだ。