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熱を出した。理由は分からないが、葛根湯と風邪薬を飲んだ。ここ数日の冷え込みが原因だろう。

さて、何するとなく風邪の日となって課題諸々は一時中断し、休むことにした。

週末のバイトも休むべきか迷っている。そのバイトで入るはずの端金を失う事は、この状態異常を回復し、そして失われるはずの時間を取り戻すのに見合うだろうか。

特段嬉しい事もなく、気分が落ち込むでもなく、今日も無難に一日をこなした。いつか来る『平等な破滅』から逆算して、なんてオシャンなことはできない。2040年の自分なんて想像できるものか。

きっと、「近いうちに事故か何かで死ぬ」か「自分を殺して陰鬱とした日々を送る」か「大成して良いところに招かれる」程度のルートしかないだろう。自殺なんて到底できない。

そう、自殺はできない。ホームに立って線路を見ていると怖い。吸い込まれそうになる。死が怖いのではなく、自殺が怖い。というのも、路側帯だけの狭い道を歩く際は「誰か轢いてくれ」なんて思う。ただ社会規範には厳しいのでそう思うのは決まって用事のない日かバイト帰りだ。そしてレポートを抱えている今、「地震で家財道具に殺されたい」なんて思えるはずがない。

『平等な破滅』はいつ訪れるのだろう。分かるものなら知っておきたいものだ。